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クレジット・スプレッド

ここからは、オプション取引の醍醐味にもあたる「売り」と「買い」の組合せ【スプレッド取引】についてです。


1.クレジット・スプレッド
2.デビット・スプレッド → 変形版「イン・アウト・スプレッド」
3.レシオ・スプレッド
4.シンセティック・スプレッド → 「ブル・シンセティック」「ベア・シンセティック」
5.カレンダー・スプレッド


クレジット・スプレッドの狙い

「クレジット・スプレッド」は保守的な売買戦略のひとつです。


たとえば、コールオプションでこのポジションをとる場合、権利行使価格の低いアウト・オブ・ザ・マネーを売ると同時に、同じ限月で権利行使価格の高いアウト・オブ・ザ・マネーを買います。


これによって、「売り」によって取得するプレミアムと、「買い」において支払うプレミアムと、「買い」において支払うプレミアムの差を利益として狙うのです。オプション取引における「サヤ取り」と考えればいいでしょう。
現在、原資産価格およびオプションのプレミアムが下記の図の通りだとします。

日経225オプション

コールのクレジット・スプレッドは「コール売り戦略」の要領で、まず、売るコールの権利行使価格を選びます。


買うコールの権利行使価格は、売る権利行使価格の500円上を選ぶのを基本とします。 これによって、日経225オプションのクレジット・スプレッドの最大可能損失額は、選択した2つのオプション(コールまたはプット)の権利行使価格の差からネット(トータル)の受取りプレミアムを差し引いた額になります。
これに対して利益をいくらとるか、そして想定される原資産の日経225の変動はどうか、といったことを考慮してポジションを組みます。


クレジット・スプレッドを仕掛けるタイミング

たとえば、日経225の上値が重く、目先14500円を超えることはないだろうと判断します。この場合、「14500-コール」を売り、「15000-コール」を買うことになります。

クレジット・スプレッドの例

狙いの部分の価格通りに取引が成立したとすると、クレジット(ネットの受取りプレミアム)は、6月限で1セット当り85000円(=(130-45) x 1000)、7月限で1セット当り145000円(=(310-165) x 1000)です。


たとえば、6月限の場合、最大可能損失額41万5000円(=(15000-14500-130+45) x 1000)との兼ね合いと、相場変動の予想によって、限月、権利行使価格を選択することになります。
以上はコールの例ですが、プットを用いたクレジット・スプレッドも、想定された相場変動がコールの場合と反対なだけで、同じ要領です。 権利行使価格の低いアウト・オブ・ザ・マネーを買うのと同時に、権利行使価格の高いアウト・オブ・ザ・マネーを売ります。
これによって、「売り」によって取得するプレミアムと「買い」において支払うプレミアムの差を利益として狙います。


次は「デビット・スプレッド」について

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